何も無いからこそ見えるもの   

NODA MAP第11回公演「贋作 罪と罰」@シアターBRAVA!



「パンドラの鐘」「オイル」に続いて野田地図は3回目。今回は初めて最前列でした。こんな幸運ありません!役者をまじかで見れるんですもの。すぐそこは幕末...。

何も隠すものがない舞台。前と後ろから舞台を囲む客席。四角い舞台の脇に木の椅子がたくさん並ぶ。舞台上にはプチプチの梱包材に包まれた白い棒。このほぼ何もない四角い上で椅子と光る蛍光灯とカーテンだけで次々と場面は移り変わる。各人物の部屋、警察、酒場、川辺、革命...。見えるんです。まじですごい。

思った以上に舞台が高くて見えにくかったが、膨大なセリフと機敏で動きまくる役者は迫力満点。英(はなぶさ)役の松さんの凛々しさには女ながら痺れました。複数の役を演じる役者にも頭が下がる。瞬時の衣装替えを終えたら脇の椅子に座り動きに音を付けてくんだもん。戸を叩く音や戸を引く音。何もない舞台に音を付けると、そこに部屋が広がる。はぁ〜〜〜ため息ものです。

野田地図は1度見るだけじゃ理解するのに時間が掛かる(解決しない事も多々あり。)のですが、あーだこーだ議論するのがおもしろい作品です。話がいがあるのです。何もないからこそ表現するのに制約がないし想像しがいがあるのです。今回は最後に三つの場面が一つの舞台上で完全に表現されるんだもん。息できない。

今度wowowで放送されるそうです。ライブと同じで舞台も生が一番なのですが、この「最高に自由」な作品が見れるなんて感激です。18日で千秋楽だし。
[PR]

by anko1212 | 2006-02-15 23:56 | ライブ

<< ふわふわ シュワワ うわぉ! >>